コニー・T・ウルフ(Connie T. Wolfe)の論文一覧:心の値札が、どこで決まるのかをそっとのぞいた人

コニー・T・ウルフ(Connie T. Wolfe)の論文を読む女性
adler-nap

コニー・T・ウルフ(Connie T. Wolfe)のプロフィール

コニー・T・ウルフは、ひとことで言うと、「人の心って、そんな単純に片づけられませんよね?」を、社会心理学の視点から丁寧に追いかけてきた研究者です。現在は Muhlenberg College の心理学准教授で、Africana Studies の運営にも関わっていると紹介されています。大学の案内では、心理学の入門、社会心理学、研究法、そして人種差別や有色人種の学生の経験に関する上級ゼミを担当していることが示されています。

学歴もきれいにつながっていて、オハイオ大学で学士号、バッファロー大学で修士号、ミシガン大学で博士号を取得したことが、Muhlenberg College の情報で確認できます。つまり、研究者としても教育者としても、じわじわ積み上げてきたタイプの人です。

研究の文脈で特に名前がよく知られているのは、やはりジェニファー・クロッカーとの共著 “Contingencies of Self-Worth” です。この論文は、自己肯定感を「高いか低いか」だけで見るのではなく、人が何を土台にして自分の価値を感じているのかに注目したもので、今でもかなりよく参照される代表作です。

さらに、1990年代には ステレオタイプや偏見が教室や対人場面でどう働くかに関する論文にも名前が見られ、大学所属の表記からは当時 University of Michigan にいたことも確認できます。つまり彼女は、「自己肯定感」だけでなく、偏見、自己イメージ、社会のまなざしみたいな、心と社会がぶつかる場所を見てきた研究者でもあるわけです。

阿部牧歌(管理人)
阿部牧歌(管理人)

1.『自分の価値は何によって揺れ動くのか/自己価値感の“よりどころ”をめぐる心理学』ジェニファー・クロッカー、コニー・T・ウルフ(2001)

Crocker & Wolfe (2001), 『Contingencies of Self-Worth』

「自己肯定感が大事です」で終わらないのが、この論文のおもしろいところです。
「いや、その自己肯定感、何にぶら下がってるんですか?」と、心の土台をのぞきこんできます。成績、見た目、他人の評価。そこに自分の価値を預けるほど、うまくいけば気分は急上昇、失敗すれば心は急降下。自信の“高さ”より、“どこで揺れるか”を見る。読んだあと、自分の心の取扱説明書を少し読み直したくなる論文です。

阿部牧歌(管理人)
阿部牧歌(管理人)
この論文の要約を読む
【論文要約】自己肯定感はなぜ他人の評価で揺れるのか? 自己価値感の意外なしくみ
【論文要約】自己肯定感はなぜ他人の評価で揺れるのか? 自己価値感の意外なしくみ
記事URLをコピーしました