ヴェヤ・シーキス(Veya Seekis)の論文一覧:鏡の前のモヤモヤを追いかけていたら、人生の空気まで映してきた論文たち

ヴェヤ・シーキス(Veya Seekis)の論文を読む女性
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ヴェヤ・シーキス(Veya Seekis)のプロフィール

ヴェヤ・シーキス(Veya Seekis)さんは、ひと言でいうと、「見た目の悩み」を入り口にしながら、そこから心の動きやSNSの影響まで見にいく心理学者です。現在はグリフィス大学のSchool of Applied Psychologyに所属する研究者・Senior Lecturerで、心理学の博士号もグリフィス大学で取得しています。研究テーマは、ボディイメージ、セルフ・コンパッション、ソーシャルメディアあたりが中心です。つまり、「鏡の前のため息」と「スマホの中の比較地獄」を、きちんと学問で追いかけている方ですね。

「ただ“見た目が気になるよね”で終わらせないのが、ヴェヤ・シーキスさんの研究のおもしろいところです。見た目の悩みって、体だけの話に見えて、実は自己評価や不安、恥ずかしさ、他人との比較、SNSの見方まで、ぞろぞろ連れてくるんですよね。そこを“はい、ここから先が本番です”みたいな顔で調べていく研究者です。」

実際、彼女の研究には、セルフ・コンパッションや自尊感情に関する書く課題がボディイメージの悩みにどう影響するかを扱ったものや、TikTokの美容系・ボディニュートラル系コンテンツが若い女性の気分や比較、恥の感情にどう関わるかを調べたものがあります。最近では、ソーシャルメディア環境が女性のウェルビーイングにどう影響するかという方向にも研究を広げていることが確認できます。

阿部牧歌(管理人)
阿部牧歌(管理人)

1.『自分へのやさしさを書くことは、見た目の悩みを軽くできるのか-セルフ・コンパッションと自尊感情の書く課題の効果』ヴェヤ・シーキス、グレアム・L・ブラッドリー、アマンダ・ダフィー(2017)

Seekis et al. (2017),『The effectiveness of self-compassion and self-esteem writing tasks in reducing body image concerns』

「見た目が気になって落ちこむ日、ありますよね。じゃあそんなとき、自分を励ますのと、自分にやさしくするのとでは、どっちが効くの?」そんな素朴だけど切実な問いに向き合った論文です。若い女性を対象に書く課題を比べたところ、セルフ・コンパッションの文章は、体への見方を少しやわらげる働きがより目立ったのがポイント。鏡の前でしょんぼりしがちな日に、心への声かけを見直したくなる一編です。

阿部牧歌(管理人)
阿部牧歌(管理人)
この論文の要約を読む
【心理学論文】なぜ人は見た目に悩みすぎてしまうのか? 研究が示したセルフ・コンパッションの可能性
【心理学論文】なぜ人は見た目に悩みすぎてしまうのか? 研究が示したセルフ・コンパッションの可能性
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