アマンダ・ダフィー(Amanda Duffy)の論文一覧:キャリアの話かと思ったら、気づけば生き方まで問うてくる論文たち

アマンダ・ダフィー(Amanda Duffy)の論文を読む女性
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アマンダ・ダフィー(Amanda Duffy)のプロフィール

アマンダ・ダフィーさんは、オーストラリアのグリフィス大学でSchool of Applied Psychology の Senior Lecturerを務めている心理学研究者です。所属はグリフィス大学のGold Coastキャンパスで、大学のスタッフディレクトリにもその肩書きで掲載されています。

「どんな先生なの?」とひとことで言うなら、人と社会の関わりや、若者の発達、キャリアの悩み、集団の中で起こる心の動きを追いかけている先生、という印象です。グリフィス大学の研究者ページでは、アマンダ・ダフィーさんの研究がsocial groupsに焦点を当てていることが示されていて、実際に若者のキャリア目標のずれや自己調整、いじめをめぐる防衛行動などに関する研究でも名前が見られます。

授業面では、グリフィス大学のSocial and Cultural Psychologyの科目でコース担当者(Convenor)として掲載されています。つまり、論文を読むだけの人ではなく、学生さんに心理学を届ける現場にもちゃんと立っている先生です。研究室にこもって難しい顔をしているだけではなく、「はい今日は人間のややこしさを見にいきますよ」と授業の扉を開けていそうなタイプ、と想像すると少し親しみやすいですね。

また、大学院生や研究プロジェクトの指導にも関わっていることが、謝辞つきの学位論文や論文本文からうかがえます。つまり、アマンダ・ダフィーさんは「自分で研究する人」であると同時に、「次の研究者を育てる人」でもあるわけです。心理学の世界でいうと、ただ知識を集める人ではなく、知識が育つ畑を手入れしている人、という感じです。

阿部牧歌(管理人)
阿部牧歌(管理人)

1.『自分へのやさしさを書くことは、見た目の悩みを軽くできるのか-セルフ・コンパッションと自尊感情の書く課題の効果』ヴェヤ・シーキス、グレアム・L・ブラッドリー、アマンダ・ダフィー(2017)

Seekis et al. (2017),『The effectiveness of self-compassion and self-esteem writing tasks in reducing body image concerns』

「鏡を見て、うーん今日はちょっと自分に厳しすぎるかも……」そんな場面に、論文がそっと割って入ってきます。この研究は、体への不満が刺激されたあとに“自分にやさしく書く”課題と“自信を高めるように書く”課題を比べたもの。結果は、セルフ・コンパッションの書く課題が、体への見方をより前向きにしやすい、というなかなか頼もしい内容でした。たった一回の書く作業で、心の向きが少し変わる。その手ごたえが気になって、続きを読みたくなる論文です。

阿部牧歌(管理人)
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この論文の要約を読む
【心理学論文】なぜ人は見た目に悩みすぎてしまうのか? 研究が示したセルフ・コンパッションの可能性
【心理学論文】なぜ人は見た目に悩みすぎてしまうのか? 研究が示したセルフ・コンパッションの可能性
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