アレカ・M・マクレラン(Aleka M. MacLellan)の論文一覧:心の話を読んでいたら、「その気まずさ名前あったんだ」となる論文たち
アレカ・M・マクレラン(Aleka M. MacLellan)のプロフィール
アレカ・M・マクレランさんは、ひとことで言うと、「心のしんどさや自分との付き合い方を、まじめに、でもかなり役立つ形で研究している人」という印象の研究者です。公開されている論文情報では、カナダのマウント・アリソン大学の心理学部に関わる形で名前が見られ、ルイーズ・ワシルキウさん、アンナ・L・マッキノンさんとの共著で、セルフ・コンパッションと大学生女性のボディイメージの関係を扱った研究に参加しています。そこでは、自己肯定感とは別に、「自分にやさしくできること」が体への悩みを軽くする可能性が示されています。
会話っぽく言うなら、
「自己肯定感を上げましょう!」と元気よく言うだけでは済まない、あの人間のややこしさに対して、
「ちょっと待って、自分に厳しすぎるのでは?」
と静かに椅子を差し出してくれるタイプの研究者、という感じです。研究テーマも、ただ心を眺めるだけではなく、見た目の悩み、自分へのまなざし、日々の苦しさのような、かなり生活に近いところに手を伸ばしているのが特徴です。
また、別の公開情報では、Saint Mary’s University(セント・メアリーズ大学)関連の所属表記や、職場の健康やプロジェクトチームに関する研究・執筆にも名前が見られます。つまり、「こころの研究だけの人」というより、個人の内面から、職場やチームの世界まで見に行くタイプの研究者だった可能性があります。

1.『大学生女性におけるセルフ・コンパッションとボディイメージのつながりを探る』ルイーズ・ワシルキウ、アナ・L・マッキノン、アレカ・M・マクレラン(2012)
Wasylkiw et al. (2012), Exploring the link between self-compassion and body image in university women
「鏡を見るたびに減点方式、つらいなあ…」という空気に、この論文はそっと割って入ってきます。テーマは、大学生女性のボディイメージとセルフ・コンパッションの関係。結果はなかなか興味深くて、自己肯定感とは別に、自分にやさしくできる人ほど体への悩みが少ない傾向が見えてきます。しかも、食べ方の罪悪感や気分の落ち込みとのつながりまでのぞいてくる。心と見た目のややこしい関係を、「やさしさ」という鍵で開けにいく一本です。読んでみると、鏡の前の気持ちが少し変わるかもしれません。

