心理学の論文タイトル検索「G」:がんばる心も、グラつく心も、Gから始まる論文たちがこっそり解剖しています。
「G」から始まる心理学の論文一覧
心理学論文タイトルにおける「G」とは?
心理学論文タイトルにおける「G」は、もしかすると「がんばる心」と「グラつく心」の「G」かもしれません。
人の心というものは、なかなか忙しいものです。朝には「よし、今日こそやるぞ」と腕まくりしていたのに、昼には「ちょっともう無理かもしれません」と心の中で小さな白旗を振っている。夕方には「いや、でももう少しだけ」と立ち上がる。まるで心の中に、応援団と弱音係と現実を見る係が同居しているようです。
「どうして、人は目標に向かってがんばれるんだろう」
「なぜ、がんばりたいのに途中で心がぐらつくんだろう」
「人との関係や環境によって、やる気はどう変わるんだろう」
「成長したい気持ちと、傷つきたくない気持ちは、どう折り合いをつけているんだろう」
こうした問いは、どれも心理学にとって大切なテーマです。私たちはふだん、自分のがんばりを「根性があるかないか」で片づけてしまいがちです。でも心理学は、そこで腕組みをして言います。「ちょっと待ってください。そのがんばり、性格だけの問題ではないかもしれませんよ」と。
このページでは、「アドラーの昼寝」に収録している論文のうち、タイトルが「G」から始まる心理学論文を紹介しています。
「G」から始まる論文タイトルをたどっていくと、目標、成長、感謝、集団、人間関係、そして心のしなやかさに関わる研究たちに出会うことがあります。どれも一見すると、少しお行儀よく並んだ学術的な言葉に見えるかもしれません。けれど、その奥をのぞいてみると、かなり私たちの日常に近い話をしています。
たとえば、がんばっているのに報われないと感じるとき。誰かの支えで、もう一歩だけ進めるとき。自分と他人を比べて、心がぐらりと揺れるとき。そんな「人間くさい瞬間」を、心理学の論文はこっそり、でもかなり真剣に見つめています。まるで心の町内会に参加して、「今日もいろいろ起きていますね」と回覧板をまわしているようなものです。
「G」の論文たちは、がんばる心をただほめるだけではありません。グラつく心を責めるわけでもありません。その両方を、人間らしい心の動きとして丁寧に見ていきます。がんばれる日もあれば、がんばれない日もある。前向きな気持ちもあれば、逃げたくなる気持ちもある。そのゆれ幅の中にこそ、心理学が見つめる心の奥行きがあります。
どうぞ、「G」から始まる論文タイトルを眺めながら、あなた自身の中にある「がんばりたい気持ち」と「ちょっと休みたい気持ち」にも、そっと目を向けてみてください。心理学の論文は、遠い研究室だけのものではありません。今日のがんばりに意味を与え、明日のグラつきにもやさしく名前をつけてくれる、心の小さな解剖図のようなものです。

人間関係・コミュニケーション
- 『Growing Through Attachment: The Interplay of Attachment and Exploration in Adulthood. Journal of Social and Personal Relationships』Feeney, B. C., & Van Vleet, M. (2010):『愛着が人を育てるとき。大人になってからの「安心」と「挑戦」の深い関係』ブルック・C・フィーニー、メレディス・ヴァン・ブリート(2010)
やる気・習慣・行動
- 『Grit: Perseverance and passion for long-term goals.』Duckworth, A. L., Peterson, C., Matthews, M. D., & Kelly, D. R. (2007):『やり抜く力「グリット」:長い目標を追い続ける情熱と粘り強さ』アンジェラ・L・ダックワース、クリストファー・ピーターソン、マイケル・D・マシューズ、デニス・R・ケリー(2007)
- 『Goals as Excuses or Guides: The Liberating Effect of Perceived Goal Progress on Choice.』Fishbach, Ayelet, & Dhar, Ravi. (2005):『目標は言い訳か、道しるべか?――「ここまで進んだ」という感覚が、選択を自由にするとき』アイエレット・フィッシュバック、ラヴィ・ダール(2005)