心理学の論文・著者検索「も」:もしかして、その悩み、もう誰かが研究してる?心の“もやもや案件”を探す心理学者名鑑
「も」から始まる心理学の論文著者一覧
心理学における「も」とは?
心理学における「も」は、もしかすると「もしかして」の「も」かもしれません。
「もしかして、この不安って自分だけじゃないのかな」
「もしかして、人に気をつかいすぎるのにも理由があるのかな」
「もしかして、頭の中でぐるぐる考えてしまうクセも、誰かが研究しているのかな」
そんな「もしかして?」から、心理学の扉はひらきます。心の悩みというものは、本人にとってはかなり個人的で、まるで世界に一つだけの特注品みたいに感じられることがあります。「このもやもや、私専用モデルなのでは?」と思うくらい、ぴったり胸に張りついてくるのです。ところが心理学をのぞいてみると、「あ、その案件、すでに研究されていますよ」と言わんばかりに、似たようなテーマがずらりと並んでいることがあります。
人は、不安になります。人と比べます。誰かの一言を引きずります。やる気が出ない日があります。優しくしたいのに余裕がなくなることもあります。頭では「気にしすぎ」とわかっていても、心は勝手に会議室を予約し、夜中に反省会を始めます。議題はだいたい、「あのときの自分、もう少しうまくできたのでは問題」です。しかも長い。閉会の気配がありません。
でも、心理学はその心のもやもやを、ただの気分や根性の問題として片づけません。「なぜそう感じるのか」「どんな状況で起こりやすいのか」「どうすれば少し扱いやすくなるのか」を、研究者たちがめげずに調べてきました。まるで、心の中にたまった未処理案件に、一つずつ付せんを貼って整理してくれるような学問です。
このページでは、「アドラーの昼寝」に収録している人物のうち、名前が「も」から始まる研究者を紹介しています。
「も」から始まる研究者たちは、心の“もやもや案件”にそっと光を当ててくれる案内人のような存在です。感情、ストレス、人間関係、自己理解、認知、やる気、幸福感、心の回復。そうしたテーマを通して、「なんとなく苦しい」「どうしてこう考えてしまうんだろう」「もっと楽に生きる方法はないのかな」という気持ちに、少しずつ言葉を与えてくれます。
心理学のおもしろいところは、「自分だけだと思っていたこと」に名前がつく瞬間です。名前がつくと、不思議と少し距離が生まれます。正体不明の黒いかたまりだったものが、「ああ、これは不安かもしれない」「これは疲れのサインかもしれない」「これは認められたい気持ちかもしれない」と見えてくる。すると、心の中の怪しい影も、少しだけ話の通じる相手になります。
もちろん、心理学は悩みを一瞬で消してくれる魔法の消しゴムではありません。けれど、もやもやに名前をつけ、整理し、少しだけ持ちやすくしてくれる道具にはなります。重たい荷物も、取っ手がつくだけで少し運びやすくなるように、心の悩みも、しくみが見えるだけで少し扱いやすくなることがあります。
このページをたどりながら、あなた自身の中にある「もしかして?」にも、そっと耳をすませてみてください。心理学は、遠い研究室だけにある学問ではありません。今日のもやもや案件に小さな名前をつけ、明日の自分を少しやさしく扱うための、心の名鑑のようなものです。もしかして、その悩み、もう誰かが研究しているかもしれません。そして、もしかして、その研究が、あなたの心を少し軽くしてくれるかもしれません。

国籍不明
- モティ・アマール(Moty Amar):「なぜ、その選択をしてしまうのか」を、虫眼鏡どころか心の内視鏡でのぞいている研究者