心理学の論文・著者検索「ひ」:ひとの心は、ひと筋縄ではいかないから面白い研究者たち
「ひ」から始まる心理学の論文著者一覧
心理学における「ひ」とは?
心理学における「ひ」は、もしかすると「ひとの心は、ひと筋縄ではいかない」の「ひ」かもしれません。
「ひえっ、なんであの一言がこんなに胸に残っているんだろう」
「ひょっとして、自分の考え方にはクセがあるのかな」
「ひとりで平気なつもりだったのに、なんだか今日は誰かにわかってほしいぞ」
そんな、日常の中でひょこっと顔を出す小さな疑問。
心理学は、その“心のひょっこりさん”を見逃しません。
人の心は、炊飯器のスイッチみたいに「不安」「安心」「やる気」と単純に切り替わるものではありません。昨日は気にならなかった言葉が、今日は胸の奥でカスタネットを叩きはじめることがあります。平気なふりをしていたのに、ふとした瞬間に「本当はしんどかったんだな」と気づくこともあります。
でも、それは弱いからではありません。
人間の心が、それだけ細やかにできているということです。
心理学は、そうした心の動きを「気のせい」で片づけず、そっと観察します。
不安になる理由。人と比べてしまう理由。ほめられるとうれしい理由。傷ついた言葉だけ、なぜか冷蔵庫の奥のプリンみたいにいつまでも残っている理由。
「いや、そのプリンは早く食べなさいよ」と言いたくなりますが、心の中のプリンはなかなか賞味期限を迎えません。だからこそ、研究者たちは考えます。人はどんなときに落ち込み、どんな関係の中で回復し、どんな言葉によって少し前を向けるのか、と。
このページでは、「アドラーの昼寝」に収録している人物のうち、名前が「ひ」から始まる研究者を紹介しています。
「ひ」から始まる研究者たちのページをたどりながら、あなた自身の中にある「ひょっとして?」にも、そっと耳をすませてみてください。
心理学は、むずかしい本棚の奥に眠っているだけの学問ではありません。
人間関係でつまずいた日、不安で胸がざわつく夜、自分の扱い方がわからなくなった朝に、「ちょっと待って、ここには理由があるかもしれないよ」と声をかけてくれる、心の通訳さんのようなものです。
ひとの心は、ひと筋縄ではいきません。
でも、だからこそ面白い。
そして、だからこそ研究する価値があるのです。

カナダ
- ピアーズ・スティール(Piers Steel):「明日から本気出す」という人類の古典芸能を、笑って終わらせず、ちゃんと研究した心理学者
ドイツ
- ピーター・M・ゴルヴィツァー(Peter M. Gollwitzer):人間の「やる気はあるのに、なぜか動けない」という不思議な谷間を、長年じっくり研究してきた社会心理学者
国籍不明
- ピーター・F・ラヴィボンド(Peter F. Lovibond):オーストラリアのニューサウスウェールズ大学で心理学を研究してきた心理学者
- ヒョンジュ・パク(Hyeon-Ju Pak):「やりたいことはあるのに、なぜかソファから立ち上がれない」という人類の古典的な謎に、心理学の側から近づいてきた研究者