メレディス・ヴァン・ブリート(Meredith Van Vleet)の論文一覧:ふたりで遊ぶ、ふたりで伸びる。人間関係の“安心基地”を、かなり楽しげに掘った論文たち

メレディス・ヴァン・ブリート(Meredith Van Vleet)の論文を読む女性
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メレディス・ヴァン・ブリート(Meredith Van Vleet)のプロフィール

メレディス・ヴァン・ブリートは、「人とのつながりって、ただ仲良しなだけでは終わらないよね?」というテーマを、かなり丁寧に追いかけてきた心理学者です。専門は、人間関係、愛着、支え合い、そして“遊び心が人を元気にする力”あたり。いわば、心の公園を地図にしている研究者です。

たとえば、「安心できる相手がいると、人は新しいことに挑戦しやすくなるのでは」「ふざけ合ったり笑い合ったりする時間は、関係を深める栄養になるのでは」といった、一見すると日常の雑談みたいな問いを、きちんと研究として扱ってきました。ここが実に面白いところです。世の中には壮大なテーマを語る人もいますが、彼女は“夕食後の何気ない会話”みたいな場所に宝石を見つけるタイプです。

研究では、とくに親しい関係の中で、人がどう支えられ、どう成長し、どう安心を得るのかに注目しています。「誰かに頼ることは弱さではなく、次へ進むための土台かもしれない」という視点に、静かに光を当ててきた人物ともいえます。

もし人間関係を建物にたとえるなら、壁紙の色ではなく、土台や柱の強さを見ている人です。しかも、その柱に少しユーモアの飾りまでつけてくる。堅苦しい理論だけでなく、「笑える関係」「ほっとする関係」「一緒にいると前向きになれる関係」に価値を見出しているところが魅力です。

つまりメレディス・ヴァン・ブリートとは、人と人のあいだにある見えない温度を、研究という体温計で測ってきた人。そんなふうに言えるでしょう。

参考文献・確認先:Google Scholar:Meredith Van VleetResearchGate:Meredith Van VleetWiley:Play Behavior and Playfulness in AdulthoodPubMed:Young at Heart

阿部牧歌(管理人)
阿部牧歌(管理人)

1.『愛着が人を育てるとき。大人になってからの「安心」と「挑戦」の深い関係』ブルック・C・フィーニー、メレディス・ヴァン・ブリート(2010)

Feeney, B. C., & Van Vleet, M. (2010). Growing Through Attachment: The Interplay of Attachment and Exploration in Adulthood. Journal of Social and Personal Relationships, 27(2), 226-234. DOI:10.1177/0265407509360903

「愛されると甘えるだけになる」なんて説、ちょっと待った。こちらの論文は、むしろ“安心できる人がいるからこそ、人は外の世界へ冒険に出られる”と語ります。大人になっても、信頼できる相手は心の基地。仕事への挑戦、新しい学び、人間関係の一歩にも、その基地がじわっと効いてくるのです。恋人、家族、親友。そばにいる誰かの存在が、あなたの可能性をひそかに押し上げているかもしれない。愛着は子どもの話だけではなく、大人の成長エンジンでもあった。読むと「支えられること」の見え方が少し変わる、静かに熱い一本です。

阿部牧歌(管理人)
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この論文の要約を読む
【論文要約】安心できる人がいると、なぜ人は成長できるのか? 愛着と挑戦の意外な関係
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